革靴400足。
そう聞くと、多くの人は「なぜそんなに必要なの?」「全部履くの?」「どこに置いているの?」と思うかもしれません。
私自身、ここまで革靴が増えた理由について、以前は単純に収集癖があるからだと思っていた部分もありました。
もちろん、革靴そのものが好きであることは間違いありません。
しかし、改めて考えてみると、400足という数にたどり着いた理由は、単なるコレクション欲だけではありませんでした。
革靴をもっと深く知りたい。そして、革靴のある暮らしをもっと多くの人に楽しんでもらいたい。
そんな思いから、安い靴も高い靴も、さまざまなブランドや製法の革靴を実際に所有し、履き比べてきました。
そして今回、YouTubeチャンネルの動画公開がついに100本目を迎えました。
この節目に、なぜ私が400足もの革靴を所有しているのか。そして「革靴ライフ研究家」として何を目指しているのか、改めてお話ししたいと思います。
400足の革靴は、ただのコレクションではない
革靴を集めること自体が目的なら、ここまでさまざまな価格帯やブランドに手を広げる必要はなかったのかもしれません。
しかし、私が目指しているのは、革靴を集めるだけのコレクターではなく、**革靴のある暮らしを実際に体験し、その魅力や可能性を探求する「革靴ライフ研究家」**です。
世の中には、本当にたくさんの革靴が存在します。
数千円で購入できるものから、数万円、数十万円するものまで。素材も製法も木型も、ブランドによって実にさまざまです。
そうした革靴を自分自身で所有し、履き比べ、実際の生活の中で使ってみる。
これだけ多くの革靴を長期的に比較できる環境は、決して一般的ではありません。
だからこそ、400足という所有数には、私なりの意味があると思っています。
ただ持っているだけではなく、実際に履く。そして、得られた経験をユーザー目線で伝えていく。
その積み重ねの結果が、現在の400足という数なのです。
試着だけでは、本当の革靴の良さはわからない
革靴について調べていると、実際にどれほど履いたのだろうか、と感じるレビュー記事を見かけることがあります。
もちろん、試着や短期間の着用でもわかることはあります。
しかし、2〜3回履いただけで、その革靴の本当の魅力や履き心地、耐久性まで語ることができるのでしょうか。
私は、そこにずっと疑問を感じてきました。
革靴は、履き始めた瞬間が完成形ではありません。
履き込むことで革が馴染み、履き皺が刻まれ、足へのフィット感が変化していきます。素材や作りによって、その変化の仕方も違います。
最初は硬く感じた革靴が、時間をかけて足に馴染むこともあれば、残念ながらいつまで経っても自分の足に合わないこともあります。
こうした経験は、カタログのスペックや店頭での短い試着だけでは、なかなか得られないものです。
だから私は、できる限り実際に所有して、履いて、比較して、時間の経過まで含めて革靴を知りたい。
長く所有することで、過去に履いた革靴と改めて比較することもできます。
価格の違いによる品質差はもちろん、製法や革質、フィッティング、経年変化など、さまざまな角度から革靴を見つめることができます。
そうした実体験に基づいた情報こそ、これから革靴を購入する人にとって、本当に役立つ情報になるのではないでしょうか。
「革靴は3万円以上」という価値観に疑問を感じた
数年前、革靴に関する情報の中には「革靴を買うなら最低でも3万円以上」といった意見を見かけることがありました。
もちろん、価格と品質には一定の関係があります。
しかし、なぜ3万円なのでしょうか。
その金額を境に、革靴の良し悪しが決まるような明確な基準があるわけではありません。
しかも、革靴の価格は以前と比べて大きく変化しています。
かつて3万円前後で購入できたような革靴でも、現在では同じ価格帯で手に入れることが難しくなってきました。
そんな時代に、価格だけを基準に革靴の価値を判断するのは、少し危険だと感じています。
安くても良い革靴はあります。反対に、高価だからといって、必ずしも自分にとって最高の一足になるとは限りません。
履く人の足の形、使用する環境、求めるデザイン、予算。
革靴の価値は、そうしたさまざまな条件によって変わるはずです。
だからこそ、価格やブランドの知名度だけにとらわれず、実際に履いた経験から、さまざまな選択肢を紹介していきたいと考えています。
高級革靴だけが、革靴ライフの正解ではない
革靴を深く知れば知るほど、世界の名門ブランドや、作りの優れた高級革靴に魅力を感じるようになるのは自然なことだと思います。
上質な革、美しいシルエット、緻密な作り込み。
高級革靴には、実際に触れて履いてみなければわからない魅力が数多くあります。
さらに、予算をかけてビスポークシューズを注文すれば、自分の足や好みに合わせた理想の一足を追求することもできます。
そうした革靴の世界は、本当に素晴らしいものです。
ただ、誰もが革靴に10万円、20万円、それ以上のお金をかけられるわけではありません。
独身の頃なら趣味に使えるお金があっても、結婚して家族ができれば、当然お金の使い方や優先順位も変わってきます。
革靴が好きでも、そこまでの金額を出すことに躊躇する人は少なくないでしょう。
そんな時に「結局、高級革靴を履かなければ意味がない」という価値観になってしまったら、革靴のある暮らしは一気につまらなくなってしまうと思うのです。
高級革靴を履くことがゴールなのではなく、自分に合った革靴と出会い、その一足と過ごす時間を楽しむこと。
それこそが、私の考える革靴ライフです。
数千円の革靴でも、気に入って履き続けられるなら、それはその人にとって価値のある一足です。
少し背伸びをして憧れのブランドを手に入れるのも素晴らしいことです。
大切なのは、他人の評価や価格に振り回されることではなく、自分なりの革靴の楽しみ方を見つけることだと思います。
革靴ライフを始めたい人の、身近な情報源でありたい
例えば、これから革靴を履いてみたいと思った人がいたとします。
どんなブランドを選べば良いのか。自分の足にはどんな靴が合うのか。予算はどのくらい必要なのか。
少し興味が深まれば、靴磨きの方法や修理、革の種類、製法の違いなど、知りたいことはどんどん増えていきます。
そんな時に、実際に数多くの革靴を所有してきた私の経験が、誰かの役に立つのであれば嬉しいことです。
高級革靴の魅力も知っている。
一方で、手頃な価格の革靴にも目を向けている。
そして、その両方を実際に履き比べている。
そうした立場だからこそ伝えられることがあると思っています。
これから革靴ライフを始める人も、少し背伸びをして新しい一足を探している人も、すでに何十足も所有している人も。
それぞれの目線で楽しめる情報を届けていきたいのです。
革靴ライフは、靴だけでは完成しない
私がYouTubeやこのサイトで紹介しているのは、革靴そのものだけではありません。
靴下やシューケア用品、ブラシ、収納用品、便利グッズなど、革靴に関連するさまざまなアイテムも紹介しています。
なぜなら、革靴ライフを楽しむために必要なものは、革靴だけではないからです。
例えば、同じ革靴でも合わせる靴下によって印象は変わります。
お気に入りのブラシを使って革靴を手入れする時間が、日々の楽しみになることもあります。
服装との組み合わせを考えたり、雨の日に履く革靴を選んだり、収納方法を工夫したり。
こうした一つひとつの体験が、革靴のある暮らしをより豊かなものにしてくれるはずです。
革靴を「買う」だけではなく、「選ぶ、履く、磨く、育てる、学ぶ」。
革靴ライフ研究所が大切にしているのは、この考え方です。
単に商品を紹介するだけでなく、革靴を中心としたライフスタイルそのものを、一つのカルチャーとして伝えていきたいと思っています。
広告だらけの情報サイトにはしたくない
ここで、革靴ライフ研究所というサイトの運営についても、少しお話ししておきたいと思います。
私は、情報を調べようとした時に、広告ばかりが表示されるサイトがあまり好きではありません。
記事を読もうとしたら広告が現れ、スクロールすると別の広告が表示される。
いつの間にか、何の情報を読みに来たのかわからなくなってしまう。
そんな経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
もちろん、広告収益によって情報発信を続けている方々を否定するつもりはありません。
ただ、少なくとも私が目指しているサイトのあり方とは違います。
革靴ライフ研究所では、広告収益を優先するのではなく、情報の探しやすさと読みやすさを大切にしたい。
そのため、現状ではサイトに広告を掲載していません。
私には本業があり、この活動を広告収益で成り立たせなければならないわけではありません。
だからこそ、目先の収益よりも、革靴というカルチャーを広めることを優先できると考えています。
今後、革靴ライフ研究所というコンテンツが大きく成長したとしても、読みやすさや使いやすさを犠牲にするようなサイト設計にはしたくありません。
知りたいことを気軽に調べられる。
興味を持った情報を、ストレスなく読むことができる。
そして、新しい革靴の魅力に出会える。
そんな場所を作っていきたいと思っています。
YouTube100本目。革靴400足のある暮らしを公開しました
そして今回、YouTubeでの動画公開が記念すべき100本目を迎えました。
100本目のテーマは、「革靴400足のある暮らし」。
これまで動画の中でさまざまな革靴を紹介してきましたが、今回は少し趣向を変えて、それだけの革靴をどのように保管しているのか、実際のスペースを紹介するルームツアーを公開しました。
400足もの革靴が、いったいどこに収納されているのか。
普段、どんな環境で革靴と向き合っているのか。
私の革靴ライフの一端を、ぜひ動画でご覧いただければと思います。
▼ YouTube100本記念|革靴400足のルームツアー
100本は通過点。これからの革靴ライフ研究所
これまでは、YouTubeでの動画発信が活動の中心でした。
しかし、動画だけでは伝えきれないこともたくさんあります。
革靴のサイズ感やブランドごとの違い、実際の使用感、長期間履いたことによる変化。
こうした情報は、動画だけでなく、記事や比較表などの形で蓄積していくことにも大きな意味があります。
今後はYouTubeとWebサイト、それぞれの良さを生かしながら、革靴ライフ研究所のコンテンツをさらに充実させていきたいと考えています。
革靴について調べたいと思った時に、自然と訪れたくなる場所。
革靴を買う前にも、買った後にも役立つ場所。
そして、革靴を通じて日々の暮らしが少し楽しくなるような場所。
そんな革靴ライフ研究所を目指していきます。
最後になりますが、ここまでYouTubeを続けてこられたのも、日頃から動画を視聴してくださる皆さんのおかげです。
いつも本当にありがとうございます。
今回の100本記念動画を楽しんでいただけたら、ぜひチャンネル登録、高評価、コメントをいただけると嬉しいです。
皆さんの革靴ライフについても、ぜひコメントで教えてください。
革靴は、ただ履くための道具ではなく、人生を少し豊かにしてくれる存在だと思っています。
これからも、革靴という奥深いカルチャーを、私なりの視点で探求し、発信し続けていきます。
革靴ライフ研究家 ZAKING
革靴ライフ研究所|LIVE WITH SHOES
選ぶ、履く、磨く、育てる、学ぶ。そして、長く付き合う。

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